不動産ニュース / 開発・分譲

2026/7/16

伊藤忠PD、敷地売却活用し新宿でマンション建替え

現在の「御苑コーポビアネーズ」外観

 伊藤忠都市開発(株)は16日、「御苑コーポビアネーズマンション敷地売却事業」(東京都新宿区)について、マンション敷地売却組合から土地建物を5月に取得したことを明らかにした。

 マンションの建替え等の円滑化に関する法律(建替え円滑化法)における「マンション敷地売却制度」と、新宿区の容積率緩和の特例を活用した建て替え事業。同社では初の取り組みとなる。なお、容積率の緩和特例を活用した建て替え事業は、新宿では初めてだという。

 同事業は東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅徒歩3分。従前は敷地面積316.28平方メートル、鉄筋コンクリート造7階建て、総戸数25戸。1970年11月に竣工した築55年のマンションの建て替えプロジェクト。建物の老朽化や耐震性不安、水漏れ等の問題が発生して2013年に自主建て替えの検討が進んでいた。建築費動向による様子見期間などを経て、東京五輪後に再度建て替え機運が高まった。組合運営の負担減等を考慮し、マンション敷地売却制度を活用するに至った。

 同社は23年に事業協力者に選定され、合意形成を進めてきた。26年2月に敷地売却組合が新宿区から分配金取得の認可を受けたため、土地建物を取得した。

 建て替え後は、敷地面積315.25平方メートル、鉄筋コンクリート造15階建て、総戸数31戸となる予定。竣工は29年4月を計画している。

この記事の用語

マンション敷地売却制度

マンションの敷地を一括して買受人に売却する仕組みをいう。「マンションの建替えの円滑化等に関する法律」に基づく制度である。

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