不動産ニュース / ハウジング

2019/1/17

木造住宅で予防医学研究者とコラボ/大和ハウス

モデルハウス外観
1階ダイニング。大開口の窓から、木漏れ日が室内に入るつくりに

 大和ハウス工業(株)は17日、都市型3階建て木造住宅「xevoGran Wood 都市暮らし」の新コンセプト「森が家(もりがいえ)」を発表。同日、品川シーサイド展示場(東京都品川区)でモデルハウスを報道陣に公開した。

 ターゲットを50~75歳とし、人生100年時代を見据え、住む人が生涯健康な暮らしを実現できるような住宅として提案する。予防医学研究者の石川善樹氏とコラボレーションし、都市で暮らす上で生じるさまざまなストレスの軽減が健康につながることに着目。人工的な光・音などを極力避け、自然が感じられるような工夫を随所に施している。

 外部には周囲を囲むように植栽を配置。1階のダイニングには大開口の窓を設け、季節や時間で移り変わる光を内部に取り入れることをイメージした。2階は「隠れ家」をコンセプトとし、内部に植栽を多く設置。また、実際に森林の中で録音した音源を流すことで、リラックスできる空間を演出する。さらに3階の寝室には、ハイレゾリューション音源の音響システムを導入。森・川などさまざまな自然の音を臨場感を持って体感でき、居住者の心地よい眠りをサポートする。

 坪単価は80万円、平均販売価格は5,000万~6,000万円を予定。展示・販売は19日より開始。同社上席執行役員の林 直樹氏は、「当商品の提案により、木造住宅事業の強化を図る。これまで木造住宅は全国展開していなかったが、2020年3月までに全国の営業所で販売を開始する予定だ。事業全体で年間700棟、3年後までには年間3,000棟の受注を目指している」などと述べた。

2階のリビング・ダイニング。森林の音を流すことで、リラックスできる空間を演出
3階の寝室。ハイレゾ音源の音響システムを導入し、自然の音を臨場感を持って体感できるようにした

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