不動産ニュース / 開発・分譲

2019/2/14

サーブコープ、二重橋に複合ワークスペース

コワーキングスペースはフリーデスクも150席以上設定し、会員同士のコミュニケーションを促す
レンタルオフィスも113室と同社が日本国内で展開する施設では最多

 世界23ヵ国でサービスオフィスやコワーキングスペースを展開しているサーブコープジャパン(株)は13日、国内27ヵ所目の拠点となる複合ワークスペースを、「丸の内二重橋ビル」(東京都千代田区)に開業した。

 同社は、1994年日本に進出。現在、国内5都市で施設を展開している。単なるワークスペースの提供ではなく、充実した秘書サービスやITソリューションで差別化。国内1万社のクライアントを持つ。

 二重橋の施設は、2フロア・約2,300平方メートルと、同社が日本で展開する最大の施設。国内の旗艦施設を目指し、2年間かけビルオーナーと出店交渉してきた。レンタルオフィスが113室。コワーキングスペースは、固定デスク150以上、ホット(フリー)デスクが150以上の設定。10名超で利用できる会議室や、カフェスペースも備える。
 同施設の会員は、全世界にあるサーブコープの施設(160施設)を月3~5日無料で利用できる。また世界4万5,000社の会員をクラウドでネットワークし、自由に交流してもらうことで、新たなビジネスチャンスを生み出してもらう。秘書サービスは、翻訳・通訳、テレアポ、マーケティング、書類作成などニーズに合わせて対応する。これらのサービスは、会員種別問わず提供する。

 利用料金は、レンタルオフィスが月額15万円~、コワーキングスペースは固定デスクが8万円~、ホットデスクが6万円~。オープン前までに、レンタルオフィスの2割が契約済み。

 開業にあたり会見したサーブコープリミテッドCEOのアルフレッド・ジョージ・モーフォレッジ氏は「われわれが目指すのは、ワークスペースの変革。このビジネスも新規参入が増えてきたが、そう簡単に儲かるビジネスではない。当社は先駆者であり、ITソリューションや秘書サービスなど、ユーザーのニーズを受け、25年築き上げてきたノウハウがある」と抱負を述べた。

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コワーキングオフィス

独立して働く人々が共同利用しながら働く事務所。そのような場所を「コワーキングスペース」ということもある。

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