不動産ニュース / 開発・分譲

2019/4/4

分譲マンションに無人コンビニ導入/日鉄興和不

無人コンビニ 「600」
食品や日用品など最大で600種類の品揃えが可能。商品はIDを埋め込んだタグで管理している

 日鉄興和不動産(株)は、分譲マンションの共用設備として、無人コンビニ 「600」(ろっぴゃく)を導入すると発表。第1弾として、8月に入居開始予定の分譲マンション「リビオレゾン板橋本町ステーションサイド」(東京都板橋区、総戸数95戸)に設置する。

 無人コンビニ「600」は、600(株)(東京都中央区、代表取締役社長:久保 渓氏)が提供。筐体は幅60cm、奥行き55cm、高さ175cmで、食品や日用品など最大で600種類の品揃えが可能となっており、専用端末へクレジットカードを通し、購入したい商品を取り出せば、自動決済される仕組み。
 商品はIDを埋め込んだタグで管理しており、商品の売れ行きや利用ユーザーの動向を細かく把握することで、単身者向けの少量サイズの調味料、ファミリー向けのミールキットや乳幼児商品など、入居者属性や購買データに合わせた商品カスタマイズを可能とする。
 ユーザー向けに、無料通話アプリの「LINE@」などのチャットツールを通じ、「600」のスタッフが直接対応するコンシェルジュ機能も付加。土産物や果物、流行りのチョコレートといった商品リクエストにも応えていく。

 今後は、第2弾として都心で開発中の物件に導入する計画。以降は、使用状況を見ながら導入を検討していく。駅遠で周囲にコンビニ等がない物件の付加価値として導入するといったように、周辺環境・利便性に合わせたサービスの展開を想定している。

 なお、同物件は、都営地下鉄三田線「板橋本町」駅より徒歩2分に立地。敷地面積667.37平方メートル、延床面積4,999.64平方メートル、鉄筋コンクリート造地上14階建て。間取り1DK~3LDK、専有面積30.44~68.36平方メートル。総合美容メディア「@cosme」と共同で実施した “理想の住まい”に関するアンケート結果をもとに、リビング・ダイニングにUVを大幅にカットするLow-E複層ガラスを採用するなど、女性が住まいに求めるこだわりを取り入れたのが特長。2018年5月に販売を開始しており、現時点で約60戸が成約。平均坪単価は290万円台半ば。中心となる1LDK購入者の6割が狙い通り30~40歳代前半の単身女性となっている。

「リビオレゾン板橋本町ステーションサイド」外観イメージ

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