不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2019/5/13

施工不備で減収減益/レオパレス19年3月期

 (株)レオパレス21は10日、2019年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(18年4月1日~19年3月31日)は、売上高5,052億2,300万円(前期比4.8%減)、営業利益73億9,000万円(同67.8%減)、経常利益70億6,300万円(同68.4%減)、当期純損失686億6,200万円(前年同期:当期純利益148億1,900万円)。施工不備に係る補修工事費用および付帯費用の見積額等547億8,600万円、空室損失引当金96億8,400万円、および中期経営計画の財務戦略実現に向けた自社所有アパート売却に伴う減損損失75億6,000万円を特別損失に計上したことなどにより、686億6,200万円の損失(同:当期純利益148億1,900万円)となった。

 主力の賃貸事業では、管理戸数が57万4,000戸(前期比4,000戸増)に増加。入居率は、施工不備の調査と補修工事完了まで対象物件の入居者募集を停止している影響により、期末の入居率は84.33%(同9.39ポイント減)、期中平均入居率は88.34%(同2.25ポイント減)にとどまった。

 開発事業の受注状況については、大都市圏での競争激化やアパートローン審査の厳格化等により受注が低迷。その結果、総受注高は644億9,500万円(同15.0%減)、受注残高は623億6,700万円(同2.5%減)に。売上高は589億9,200万円(同23.0%減)、営業損失9億9,500万円(前年同期:営業利益36億6,300万円)を計上した。

 次期は、売上高5,022億円、営業利益22億円、経常利益13億円、当期純利益1億円を見込む。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。