不動産ニュース / 団体・グループ

2019/5/21

BELCA賞、霞が関ビル等10件を表彰

表彰式の様子

 (公社)ロングライフビル推進協会(BELCA)は20日、ロイヤルパークホテル(東京都中央区)で第28回「BELCA賞」(選考委員会委員長:内田祥哉東京大学名誉教授)の表彰式を執り行なった。

 ビルのロングライフ化に寄与することを目的とした表彰制度。長期使用を考慮した設計で建設され、適切に維持保全されている建築物を「ロングライフ部門賞」として、社会変化に対応したリフォームを行ない価値向上が図られている建築物を「ベストリフォーム部門賞」として、それぞれ表彰する。

 ロングライフ部門では、日本初の超高層ビルである「霞が関ビルディング」(東京都千代田区、1968年竣工)など5件を表彰。ベストリフォーム部門では、展示物を美しく見せるために展示ケース同士の映り込みの問題点を解決し、さらにケースの湿度環境の改善・免震化等を行なった「MOA美術館」(静岡県熱海市、竣工1981年、改修2017年)など5件を表彰した。
 選考委員会委員長の内田氏は、「年々応募作品のレベルが上がっており、入選した建築物以外にも素晴らしい建築物がたくさんあった。これまで表彰した建築物は260件を超える。今後の応募にも期待したい」などと総評した。

 同日、総会と同協会設立30周年および第28回BELCA賞の祝賀会兼懇親パーティーも開催。
 パーティーには、国土交通省大臣官房審議官・小林 靖氏など多くの関係者が集った。冒頭、同協会代表理事(会長)の押味至一氏(鹿島建設(株)代表取締役社長)は、「当協会は平成元年に設立しました。元号が令和となった今年、30周年を迎えることができたことに感謝致します。これはひとえに、会員の皆さまや国土交通省など関係各所のご支援・ご指導の賜物です」と感謝の意を述べた。

協会設立30周年の感謝の言葉を述べる押味会長

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。