不動産ニュース / 仲介・管理

2019/5/23

神田にスタートアップ向けオフィス/IOR

10階のオフィス。会議室のほかにも会話が発生しやすいようなスペースを設置している

 いちごオフィスリート投資法人の資産運用会社であるいちご投資顧問(株)はこのほど、「いちご内神田ビル」(東京都千代田区)内に、スタートアップをターゲットとした「いちごレイアウトオフィス内神田 EX:GARAGE」を開設、内覧会を実施した。

 JR・東京メトロ銀座線「神田」駅徒歩4分、東京メトロ丸ノ内線・半蔵門線「大手町」駅徒歩5分。JR「東京」駅も徒歩圏と、交通利便性の高い立地。鉄骨鉄筋コンクリート造地上10階地下1階建てのビルの9階(140.37平方メートル)と10階(120.71平方メートル)で、フロア貸しとする。

 世界的な大企業もかつてはガレージからスタートしたケースが多かったことへのオマージュとして、デザインコンセプトをガレージに設定、色味を抑えた落ち着いた空間を創出。内装は工事済みで、会議室を用意したほか、働きやすく会話が生まれやすいようなオフィス家具などの什器も設置した状態で賃貸する。

 預託敷金は通常の半額に設定、初期費用負担の軽減を図る工夫をしている。原状回復についても、基本クリーニング費用のみの負担とし、スケールアップの移転となった際にも、容易に移転できるという。

 同社オフィスリート本部オフィスリート運用部プリンシパルの佐々田 道雄氏は、「内神田はベンチャー企業が集積している神田エリアと、大企業が多数所在する大手町・丸の内の結節点に立地している。この優位性を生かし、両社が交流し、イノベーションが発生するような空間としていけたら」と述べた。

 仲介不動産会社向けの内覧会には128人が来場、入居希望者も複数来社するなど、関心の高さがうかがえた。

 賃料は入札で決定する予定で、最低入札価格は坪当たり2万5,000円~。入札金額のみならず、事業内容なども含めた入居審査により、入居テナントを決定する。

会議室の壁はホワイトボード仕様に。テーブルは天板を縦にするとホワイトボードとしても使用できるものを導入したほか、自由にレイアウトできるよう可動式の什器も多く設置した

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スタートアップオフィス

起業のための事務所。和製英語である。

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