不動産ニュース / 開発・分譲

2019/6/26

日鉄興和、単身者向けオリジナルキッチン開発

オリジナルキッチンのイメージパース。左から全体、上部の吊り戸棚、コンロ下収納

 日鉄興和不動産(株)は、新たに単身者向けオリジナルキッチンを開発。都心型コンパクト分譲マンション「リビオレゾン」シリーズへの導入を開始する。

 同社が運営するシングルライフのための暮らし・住まいの研究所「+ONE LIFE LAB」(プラスワンライフラボ)と、生活情報誌「オレンジページ」を発行する(株)オレンジページとの共同開発。両者は2018年3月、単身者向けの「もっと料理上手になるキッチン」をテーマに、設備・仕様を研究する「Plus Kitchen Project」を立ち上げ、Web調査やワークショップ活動を行なってきた。

 今回のオリジナルキッチンは、プロジェクトで導き出した「作業スペースが狭い」「収納が足りない、使いにくい」「コンロの周りが汚れやすい」といった課題を念頭に、リビオシリーズで導入している1,500mm幅のキッチンをベースに開発。「手入れに手間がかかる」「あまり利用しない」という回答が多かったグリルを除いたコンロを導入することで、作業スペースや収納スペースへの割り当てを増やし、通常25cmの作業スペースを約40cmまで拡張。コンロ下には3段収納を組み込んだ。さらにレシピ本を見ながら料理ができるようレシピホルダー付き吊り戸棚も設置。コンロ周りの汚れ対策として、汚れが付きづらいホーロー素材も採用した。今後も継続して、プロジェクトで出たアイディアを随時取り入れ改良していく。

 第1弾として、19年12月竣工予定の「リビオレゾン王子飛鳥山」(東京都北区、総戸数36戸)の一部住戸に導入。今後は、標準搭載とオプション設定のマンションをそれぞれ供給する予定で、「王子飛鳥山」の販売状況を見ながら今後の導入を検討していく。
 なお、「リビオレゾン王子飛鳥山」は、JR線「王子」駅徒歩4分に立地。鉄筋コンクリート造地上14階建て、敷地面積249.71平方メートル、延床面積1,653.96平方メートル、住戸専有面積31.51〜56.51平方メートル、間取り1LDK・2LDK。予定販売価格は3,200万円台~6,200万円台、最多価格は3,600万円台。入居開始は20年3月上旬の予定。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。