不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2019/8/2

分譲事業ふるわず減収減益/三井不20年3月期1Q

 三井不動産(株)は2日、2020年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。

 当期(19年4月1日~6月30日)は、売上高4,271億7,100万円(前年同期比3.4%減)、営業利益508億8,500万円(同8.8%減)、経常利益493億3,700万円(同9.7%減)、当期純利益331億8,000万円(同12.9%減)の減収減益。

 賃貸セグメントは、前期に竣工・開業した「日本橋高島屋三井ビルディング」(東京都中央区)、「msb Tamachi 田町ステーションタワーS」(東京都港区)等の通期稼働効果により、営業収益1,550億2,400万円(同8.0%増)、営業利益397億3,700万円(同12.8%増)の増収増益となった。当期末の首都圏オフィス空室率(単体)は2.0%。

 分譲セグメントについては、国内住宅分譲において、計上戸数が前年同期比で減少したことにより、減収減益。投資家向け・海外住宅分譲等では、JREITをはじめとする投資家への物件売却が進捗し、増収増益となった。セグメント全体では、営業収益1,075億7,600万円(同22.9%減)、営業利益118億8,000万円(同45.4%減)を計上。新築マンション分譲の当期計上予定戸数3,400戸に対する当期末の契約進捗率は86%だった。

 通期は、売上高2兆円、営業利益2,670億円、経常利益2,460億円、当期純利益1,700億円を見込む。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。