不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2019/8/9

フージャースのヘルスケアリートは私募に

 (株)フージャースホールディングスは8日、組成を予定するヘルスケアリートの運用会社として、(仮称)(株)フージャースリートアドバイザーズ(東京都中央区、代表取締役:藤井幸雄氏)の設立を決めた。資本金1億円で、設立は13日を予定する。

 同社はヘルスケアアセットや健康増進施設を社会的な重要インフラと捉え、ファンド組成を目指している。組成時期については、2020年3月期の上場を予定していたが、21年3月期に私募リートとして組成する方針に変更。上場時の市場動向やアセットサイズを検討する中で、私募リートとしての運用が企業価値の向上に資すると判断した。

 また、同社グループで、投資運用等を手掛けるVermilion Capital Management(株)による、設立予定のヘルスケアリートへの物件供給を目的としたプレリートファンド(ブリッジファンド)「合同会社QOL・ブリッジ2」の組成も公表。組成の裏付けは仙台市内のクリニックビルの不動産信託受益権。同ファンドには、(株)七十七銀行等が設立した77ストラテジック・インベストメント投資事業有限責任組合が、地元アセットへの投資として参画している。

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