不動産ニュース / 調査・統計データ

2019/10/7

シェアオフィスでワーカーのストレス軽減

 (株)ザイマックス不動産総合研究所は4日、「都心部以外に働く場所を設けることの有効性」をテーマとするレポートを公表した。

 (株)ザイマックスのシェアオフィスサービス「ZXY」の利用登録者アンケートをもとに、働く場所の選択肢を持つことについての有効性を検証した。調査は2019年3月、ZXY利用登録者にインターネットアンケートを実施。2,039人から回答を得た。ZXY利用者のうち、最も利用する拠点が都心5区内のユーザーを「都心型」、それ以外の首都圏であれば「周辺型」と分類して特徴を比較した。

 職種別にみると、都心型は「営業・販売」が45.5%で最も多く、「技術系専門職」23.5%、「総務・人事・経理・企画等」が19.3%と続いた。周辺型は「営業・販売」が最多となったが、比率は36.9%で8.6ポイントの差があった。「技術系専門職」は23.9%、「総務・人事・経理・企画等」は23.3%で大きな差はなかった。周辺型の方が多かったのは「調査分析・特許法務などの事務系専門職」(3.6%、都心型は1.8%)や「一般事務・受付・秘書」(4.0%、同1.1%)だった。

 同居家族の違いについても検証。「配偶者」のいるユーザーは都心型が69.5%、周辺型が78.2%。「未就学児」のいるユーザーは都心型18.9%、周辺型26.6%。また、「設問に当てはまる同居家族はいない」と回答したユーザーは都心型23.5%、周辺型14.7%となり、都心型には単身者が多い可能性も示唆した。

 自宅近くのZXYに出勤する場合の通勤時間を、在籍オフィスに出勤する場合と比較したところ、都心型は23.1分、周辺型は39.3分短縮していることも分かった。また、通勤ストレスを定量化して検証すると、在勤オフィスへ通勤する場合のストレス指数が都心型5.8、周辺型6.6なのに対して、ZXYへの通勤ストレス指数は都心型3.5、周辺型2.4と、いずれもストレスを軽減する結果となった。

 同社では、「都心部のオフィスとは別に、居住エリアに近い周辺部に多様な働く場所の選択肢を用意することは、オフィスワーカーのストレス軽減やエンゲージメント向上、生産性向上につながり、ひいては離職防止や採用力強化といった人材確保も期待できる」とコメントした。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年7月号
建物の維持管理、今後重要視されます
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/23

「記者の目」を公開しました

記者が興味を持ったテーマを徹底取材する「記者の目」を更新しました。

今回更新したのは、「インフラゼロへの挑戦」。皆さんは、(株)MUJI HOUSEが、既存のライフラインに依存せず、エネルギーを自給自足できる設備を整えたトレーラーハウス「インフラゼロでも暮らせる家」の商品化を目指しているのをご存じですか?同社は昨年3月に実証実験「ゼロ・プロジェクト」を開始。2025年の実用化を目指し、今年4月にはプロトタイプを報道陣に公開しました。写真も交えつつをレポートします。「未来の家」が垣間見えるかもしれません。