不動産ニュース / 開発・分譲

2019/10/30

渋谷駅東口地下広場、11月1日にオープン

「渋谷駅東口地下広場」
右から東急の東浦氏、渋谷区区長の長谷部 健氏、UR都市機構の田中伸和氏

 東急(株)と(独)都市再生機構(UR都市機構)は30日、11月1日にオープンする「渋谷駅東口地下広場」のオープニングセレモニーを開催した。

 「渋谷」駅施設の機能の更新と再編を進める「渋谷駅街区土地区画整理事業」の一環。1,600平方メートルで用途としては「道路」に位置付けられる。地下に流れる渋谷川を東側へ35m移設し、空間を確保した。東急線をはじめとした各線駅とまちをつなぐ結節点とするほか、本来は道路での出店は認められないカフェを設置。運営者である(一社)渋谷駅前エリアマネジメントが渋谷区より特例占用許可を得て実現した。新設した公衆トイレには、「アットコスメ」とコラボしたパウダールームを備えた。また、広場の壁には、12月7日まで20人のアーティストによる作品を展示。今後は、広告スペースとして、各所に設置したデジタルサイネージと合わせて、出稿を募る。

 セレモニーで、東急執行役員渋谷開発事業部長で、渋谷駅前エリアマネジメント代表理事の東浦(とうら)亮典氏は「単なる結節点としてではなく、にぎわいが生まれるさまざまな機能を備えることができた。カフェや広告での収益を渋谷の活性化への取り組みに充てていく」と述べた。UR都市機構東日本都市再生本部本部長の田中伸和氏は「産官学さまざまな方々のアイディアによって実現できた。西口の整備など残りの区画整理事業にも皆さんと尽力していく」と話した。

広場に面して出店した「アップライトカフェ」は、渋谷のまち情報を発信する拠点として活用する
「アットコスメ」とコラボのパウダールーム。鏡の部分がデジタルサイネージなっており、近づくと鏡に切り替わる仕掛け。スケルトン展示スペースでは、同サイト協賛のコスメを紹介していく

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土地区画整理事業

市街地を面的に整備するために、土地の区画形質の変更や公共施設の整備を行なう事業の一つで、土地区画整理法に従って実施されるものをいう。 この事業の実施によって、例えば、不整形な土地や袋地が解消され、道路や公園が整備されることとなる。

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