(株)グローバルエージェンツは、ライフスタイルホテルのフラッグシップブランド「THE LIVELY(ザ ライブリー)」の第3弾「麻布十番」(東京都港区、客室数62室)を、11月1日に開業する。
総合地所(株)が建物を建設、グローバルエージェンツがホテル部分を運営する。建設地は「麻布十番温泉」跡地で、総合地所が2008年事業用地として取得していた。東京メトロ・都営地下鉄「麻布十番」駅徒歩3分、東京メトロ・都営地下鉄「六本木」駅徒歩10分に立地。建物は、鉄筋コンクリート造地上9階地下1階建て、延床面積3,365平方メートル。2~9階が「THE LIVELY麻布十番」(延床面積は2,130平方メートル)。1階・地下1階のテナント部分は総合地所が保有し転貸する。
2階がフロント、3~9階が客室。客室は、エレガントさとカジュアルさを両立させた3タイプを用意。ダブル14室、ツイン46室のほか、最上階には、4ベッド+ソファベッドでグループ需要に対応する「ライブリーロフト」2室も設けた。全室19平方メートル以上と都市型ホテルとしては面積を大きく取り、全室独立したシャワー・トイレ・洗面室を採用。未使用時はデスクが収納できるようにするなど、空間を機能的に使えるデザインを取り入れた。
2Fのフロントロビーには、ラウンジやワークスペース、バーにもなる多目的なパブリックスペースを設置。毎夕、宿泊者にはフリービールを提供する。9Fには宿泊者以外も利用可能な「THE LIVELY BAR」を設け、週末にはDJによるライブイベントなども開催する。
初月となる11月の稼働率は90%程度になる見込み。平均客室単価は約2万円、平均宿泊日数は3日。レジャーニーズが中心で、ロフトルームを中心にファミリー層のニーズも高い。約半数が外国籍で今後インバウンド比率は上昇する見込み。
31日のプレス向け内覧会で、同社代表取締役の山﨑 剛氏は「ホテルを『泊まる場所』から『世界中から人と情報と機会が集まる場所』へ変えていく。THE LIVELYはその意向を体現したブランドで、コミュニケーションとしてのサービスを価値として提供していきたい」などと抱負を述べた。