三菱地所(株)は25日より、物流施設事業においてAI解析技術を活用し、倉庫運営に対するコンサルティングにつなげるための実証を開始した。
同社は近年、倉庫内における適切な作業員配置や効率的なレイアウトといった、倉庫内運営の最適化に関する相談をテナント企業から多数受けるようになった。そこで、ニューラルポケット(株)の解析技術を用いて庫内の動線や作業員の様子を記録し、AIで解析。その結果を踏まえ、最適な倉庫運営につなげるコンサルティングを提供することを前提に、実証を行なう。
「ロジクロス名古屋笠寺」(名古屋市南区)内に、テナント協力のもと、カメラを設置。庫内の動線や作業員の作業を記録・AI解析し、それを基にテナントに向けハード・ソフト両面での最適提案に向けたコンサルティング案を作成・提供する。併せて、このサービスとしての実現可能性を探る。
検証期間は12月20日まで。