不動産ニュース / IT・情報サービス

2019/11/28

オフィス賃料指数、全国平均が6年連続上昇

 (一財)日本不動産研究所(JREI)は25日、2019年9月末現在の「全国賃料統計」調査結果を発表した。全国主要都市のオフィス76ポイント、共同住宅158ポイントを対象にモデル建物の新規賃料を査定、指数化している。指数は2010年を100とする。今回で24回目。

 オフィス賃料指数は全国平均で112.0(18年9月末比4.0%上昇)。上昇幅が拡大し、6年連続の上昇となった。三大都市を中心に3%を下回る低い空室率が続き、東京区部以外では新規供給も限定的であるため、需給がひっ迫するエリアが多く、賃料上昇の要因となっている。

 都市圏別でも、東京圏は115.6(同2.6%上昇)、東京都区部は118.5(同1.9%上昇)、大阪圏は124.6(同10.7%上昇)、名古屋圏は109.2(同6.1%上昇)、三大都市圏以外は101.6(同2.4%上昇)と、すべてのエリアで上昇した。今後1年間の見通しでは、三大都市圏などで上昇が継続し、上昇幅は縮小もしくは同程度となる地点が多く、20年9月末時点で3.0%上昇を予測した。

 また、共同住宅賃料指数は、全国平均で99.5(同0.1%上昇)と、前年同様ほぼ横ばいの状況が継続。今後は20年9月末時点で、0.1%上昇する見通しとしている。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。