不動産ニュース / 調査・統計データ

2019/11/29

投資市場、「ピークに達している」が73.6%

 (一財)日本不動産研究所(JREI)は、第41回不動産投資家調査の特別アンケート「2020東京五輪と五輪後の不動産投資市場」の調査結果を発表した。

 東京五輪や五輪後の不動産投資市場に係る不動産投資家の認識について調査。アセット・マネージャーやアレンジャー、ディベロッパー、不動産事業者など197社にアンケートを送り、133社から回答を得た。

 日本の不動産投資市場の現状認識については、「ピークに達している」との回答が73.6%で最も多かった(前回調査では同回答が77.4%で最多)。「ピークに達している」とした回答者のうち、その理由については、「著しく低い利回りによる取引が多く出現している」が78.7%で最多となった(同73.7%で最多)。

 東京五輪が不動産投資市場の活性化へ及ぼす影響については、「期待している」が66.7%で全体の約7割を占めた。

 東京五輪後の不動産投資市場については、「価格や賃料はあまり変わらない」が55%で全体の過半を占めた。一方、「価格や賃料は緩やかに下落する」が33.3%となった。

 東京五輪後の不動産投資市場の新たな成長ドライバーとしては、「IR(統合型リゾート)」が最多(273ポイント)に。次いで「AIやIoTなどテクノロジーの進展」(180ポイント)、「投資対象アセットタイプの多様化(データセンター、病院など)」(172ポイント)となった。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

不動産投資

資金を不動産(土地・建物)の購入・賃貸に充てて運用し、収益を得ることをいう。運用益は、不動産価格の上昇益(キャピタルゲイン)または賃貸料収入(インカムゲイン)として得ることになる。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。