不動産ニュース / 開発・分譲

2019/12/10

東京・鶯谷で「コミュニティマネージャー」常駐のホテル

「LANDABOUT(ランダバウト)」外観
エントランス。入り口横には、1階飲食店のテイクアウト対応の窓口を設けた

 (株)インテリックスは10日、2020年1月中旬に開業予定のホテル「LANDABOUT(ランダバウト)」(東京都台東区、客室数169室)をマスコミ向けに公開した。同社ホテル事業の3弾目。

 JR山手線「鶯谷」駅徒歩3分、東京メトロ日比谷線「入谷」駅徒歩5分に立地。鉄骨造地上15階建て。延床面積3,497.51平方メートル。第一勧業信用組合のビルと隣接していたビルを同社が買い取り、更地にして開発したもの。開発費約30億円。

 企画・内装デザインと1階施設の運営を(株)HAGI STUDIO(東京都台東区、代表取締役:宮崎晃吉氏)に、宿泊施設の運営を(株)ベステイト(福岡市博多区、代表取締役:石橋拓馬氏)に委託する。HAGI STUDIOは、谷中エリアで既存不動産を活用した宿泊施設や飲食店を運営し、地域のにぎわい創出を実現している。ベステイトは、訪日外国人の客との交流を重視し多言語対応できるスタッフを揃えていることが強み。両社ともランダバウトの企画から携わっている。

 宿泊施設としてだけでなく地域の交流拠点となることを目指し、共用部の充実に重点を置いた。1階をカフェ・ダイニングバーとし、初対面でも会話がしやすいスタンディング形式のスペースを備える。また、上映会やコンサートなど各種イベントにも対応できる設えとし、地域のイベントなどを開催していく。店内では、地方の野菜生産者と連携したマルシェなども行ない、地域の人が立ち寄りやすい環境を整える。外部にはテイクアウト専用の窓口も設けた。
 2階フロントには、通常のスタッフのほか、「コミュニティマネージャー」が常駐。同スタッフは、日々地域の情報を仕入れ、客に向けてまちの紹介やまちめぐりのプラン提案などを行なう仕事に特化する。SNSの発信なども行なっていく予定。同階には、宿泊客向けのラウンジスペースも設けた。1階のカフェと2階フロント・ラウンジは、あえて吹き抜けでつなげ一体感も出している。

 客室(11~32平方メートル)は、シンプルで機能性重視、低価格での提供にこだわった。寝具をベッドではなくマットレスにすることで、限られた空間の中でも広く感じられる工夫をこらした。ツインルームをメインとしているが、団体客にも対応できるようコネクティングルームを複数設けている。宿泊料金は一人当たり4,000~8,000円を想定。

 見学会の場で同社代表取締役社長の山本卓也氏は「当ホテルのあるエリアは、昔ながらのお店やお祭りなど、日本ならではのディープでクールな場所が多くある。観光スポットとして、多くの人に知っていただける地域情報の発信の場にしていきたい。当ホテルに活気が生まれることで、地域の発展につながれば」と述べた。

 ターゲットは7割がインバウンドを見込む。現在2月10日以降の予約を受け付けているが、概ね予想通りの状況だという。開業は1月中旬を予定しており、準備のめどが立ち次第、2月9日前の受け付けも順次行なっていく。

1階のカフェと2階フロント部分は吹き抜けであえてつなげ、一体感を出した
客室(バルコニー付きのデラックスツインタイプ)

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