不動産ニュース / 開発・分譲

2019/12/13

JR「大阪」駅直結の大型複合開発/日本郵便など

「梅田3丁目計画(仮称)」外観完成イメージ

 日本郵便(株)、西日本旅客鉄道(株)、大阪ターミナルビル(株)および(株)JTBは、JR「大阪」駅直結の大型複合開発「梅田3丁目計画(仮称)」(大阪市北区)を決定した。

 開発地は、旧大阪中央郵便局敷地を含む大阪駅西地区で、敷地面積約1万2,920平方メートル、延床面積約22万7,000平方メートル。地上39階地下3階建て。地下1~地上6階が商業施設、5~8階が劇場(座席数約1,200席)、11~27階がオフィス、7~8階および29~38階がホテル(客室数約400室)となる。2階歩行者デッキによりJR「大阪」駅に直結し、周辺エリアとの新たなつながりを形成する回遊性の高い歩行者ネットワークも併せて整備する。

 オフィス部分の貸室面積約6万8,000平方メートル(約2万570坪)、基準階貸室面積は西日本最大級の約1,200坪。最小約120平方メートル(約36坪)からのオフィス空間を設け、小規模スペースのニーズにも対応する。オフィスワーカーがリラックス・リフレッシュできる空間として、カフェテリア、屋上リフレッシュガーデン、ラウンジなども設置する予定。

 商業エリアの貸室面積約1万6,000平方メートル(約4,840坪)。中心部に4層吹抜けのアトリウムを設け、その周囲に商業施設を配置することにより、にぎわいある商業空間を創出する。旧大阪中央郵便局舎の歴史を継承するため、アトリウムに面して旧局舎の一部を保存・移設する。

 ホテルは、ハイグレードなラグジュアリーホテルが入居する予定。低層部にはバンケットフロアを設け、劇場との一体的な利用や、多様なMICEニーズにも対応する。

 解体工事着手が2020年7月、新築工事着工が同年9月、竣工は24年3月の予定。なお、開発プロジェクトのマネジメントは日本郵政不動産(株)が行なう。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。