不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2020/1/16

リノベ事業が好調/スター・マイカ19年11月期

 スター・マイカ・ホールディングス(株)は15日、2019年11月期決算(連結)説明会を開催した。

 当期(18年12月1日~19年11月30日)は、売上高321億6,400万円、営業利益36億2,700万円、経常利益29億2,500万円、当期純利益20億2,300万円。同社グループは、19年6月1日付で同社を株式交換完全子会社とする株式交換を実施するとともに、同社およびスター・マイカ(株)の間での会社分割(吸収分割)を実施したことにより、持株会社体制に移行。新たに子会社が連結対象になったことに伴い、前期実績はなし。

 主力のリノベマンション事業では、保有物件の増加に伴い、賃貸売り上げが36億2,902万円(スター・マイカの前年同期連結業績比16.8%増)と順調に推移。販売面においても、付加価値の高い物件の提供に努め、販売売り上げは252億3,210万円(同32.5%増)、販売利益率は12.2%となった。その結果、売上高288億6,113万円(同30.3%増)、営業利益32億4,024万円(同42.2%増)を計上。

 インベストメント事業については、スター・マイカの第2四半期連結累計期間までに全保有物件の売却を完了。しかしながら、前期に計上した物件売却の反動減の影響を受け、売上高は24億1,221万円(同67.6%減)、営業利益は4億9,571万円(同72.2%減)となった。

 5ヵ年計画の3年目となる次期は、リノベマンション供給量No.1達成に向けた仕入れ・販売のさらなる拡充、プラットフォーマーとの協業による新規取り組みに積極投資していく。重点施策として、(1)リノベーション請負事業の開始、(2)エンドユーザー向けブランディングへの積極投資、(3)インベストメント事業再開に向けた準備の開始、(4)地方主要都市の営業機能の拡充・再編、を掲げている。売上高352億5,900万円、営業利益33億8,700万円、経常利益26億4,500万円、当期純利益18億4,600万円を見込む。

 同社代表取締役の水永政志氏は、「重点施策の達成に向け、ITを活用したリノベーション住宅の流通プラットフォーム“cowcamo(カウカモ)”を運営する(株)ツクルバとの提携により、新たな市場と顧客層の開拓を目指す。また、ママ向けNo.1アプリ“ママリ”を運営するコネヒト(株)との協働で、同アプリ上に『住まい』コミュニティを新規開発し、リノベマンション購入層の裾野を広げていく」と話した。

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