三井不動産(株)は、法人向けシェアオフィス「ワークスタイリング日本橋三井タワー」(東京都中央区)を、1月30日に開業。5日、マスコミに公開した。
「日本橋三井タワー」6階に開設。昨年実施した「ワークスタイリング」利用状況調査で、顧客との商談、社内ブレスト、テレビ会議など、さまざまな目的でのミーティングやアイディア出しの場としての活用が多かったことから、同施設では“ミーティングの場”を意識して設計。「人と集い、未来へつながる価値を生み出す新しい交差点。」を表す“JUNCTION”をテーマに、10種類以上の会議室を用意した。
それら会議室には、会員企業17社との「共創」により、議論を活性化させる仕組みや、心地よさやリラックスを促す仕掛けを導入。シスコシステムズ合同会社と共創した「Conference Field」では、ワークスタイリング全拠点と接続できるデュアルモニター式のビデオ会議システムを設置。遠隔でも臨場感のあるイベントへの参加を可能にした。総合ITサービス企業のTIS(株)と共創した「STUDIO」では、壁一面のホワイトボードや2面プロジェクションを用意。クリエイターの発想法を再現し、大量のヒントからアイディア創出をサポートする「AIブレストパーク」を用いて議論ができる場をつくった。凸版印刷(株)と共創した「TRIP」では、窓を模したサイネージを設置し、海辺の映像を流すことで、会議室にいながら海の眺めを体感できるようにしている。
会議室以外にも、オープンな打ち合わせスペースや、緑を配したオープンスペース、作業に集中できる個人ブースなど、多様なワークスペースを用意している。
なお、「ワークスタイリング」は2017年4月にスタート。20年1月時点で会員企業500社、登録会員数10万人を突破した。同社直営で都心・郊外、地方で展開しており、現在の拠点数は47拠点。年度内に50拠点体制に拡大する予定。
同社では今後も各拠点における会員企業との共創をさらに加速し、会員企業のビジネスの成長や新たな価値創造につながる場づくりに積極的に取り組んでいく。