不動産ニュース / 開発・分譲

2020/3/26

東京・小金井で高架下活用した学生マンション

「中央ラインハウス小金井」外観

 JR東日本グループで商業施設等の企画を手掛ける(株)JR中央ラインモールは、JR中央線の線路高架下を活用した学生向けデザイナーズ賃貸住宅「Chuo Line House KOGANEI(中央ラインハウス小金井)」(東京都小金井市、総戸数109室)を竣工した。

 JR「東小金井」駅から徒歩7分・「武蔵小金井」駅徒歩11分で、両駅間の高架下に立地。敷地は東西350mという細長い形状で、敷地面積は3,870平方メートル。住戸専有面積は10.45~15.94平方メートル。建物は、鉄骨造のユニットを18棟並べるかたちで構成しており、鉄道の車両をイメージした。その中に住戸、食堂・カフェテリア・多目的スタジオといった共用施設を設置する。

 「プライベートに配慮しつつも交流を育み新しいライフスタイルを提案する」がコンセプト。物件全体を3つのエリア(C棟、L棟、H棟)に分け、それぞれを建築家の谷内田 章夫氏、北山 恒氏、木下道郎氏に設計を依頼した。

 C棟(46室)はスタジオタイプの住戸を配置した。棟間には「コモン・テラス」と名付けた共用スペースを設置、室内外の中間領域としてのテラスとして、コミュニケーションを促す。L棟(20室)は、入居する学生と地域の交流スペースである「ナレッジルーム」や栄養バランスの整った食事を提供する「ダイナー」といった共用施設を配置するほか、シェアタイプの住戸を設えた。H棟(43室)は、ロフト付きのシェアタイプ住戸を配置。棟間に簡単な調理ができる共用キッチンや、入居者がくつろげるラウンジを用意している。

 賃料は5万2,000~7万円、共益費1万5,000円。別途入館料として12万円が必要。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。