不動産ニュース / その他

2020/3/30

人工光型植物工場の建設事業を開始/LIXIL住研

茨城県結城郡に完成した「水耕栽培プラント」外観

 (株)LIXIL住宅研究所はこのほど、植物工場栽培システムの開発などを行なう(株)クリーンファーム(千葉県印西市、代表取締役:高橋善晴氏)と協働し、低コストで建設可能な人工光型植物工場「水耕栽培プラント」の建設事業を開始した。

 人工光型植物工場は、天候不良・異常気象の影響を受けることなく、短期間に高収穫を可能とする水耕栽培の工場。虫などの侵入を防ぐことから、農薬を使用せずに生産できる。従来は、建物形状や大きさの制限があるなど、全国地域で施工する場合、施工業者の確保が難しく、建設が進みにくいなどの問題があった。同社は、クリーンファームと協働し、全国各地で連携できる地域力を生かすことで、人工光型植物工場の全国展開を図っていく。

 第1弾として、農業法人(株)Future farm Den園(茨城県結城郡、代表者:生井克美氏)が施主となり、宇都宮アイフルホーム(株)が建設した水耕栽培プラントが3月4日に竣工。現在は栽培に向けて、栽培研修や収穫物の販路の構築を進めている。

 今後、安定した農業生産や雇用創出などにより、地域経済問題を解決することを目指す。

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建物

民法では、土地の上に定着した物(定着物)であって、建物として使用が可能な物のことを「建物」という。具体的には、建築中の建物は原則的に民法上の「建物」とは呼べないが、建物の使用目的から見て使用に適する構造部分を具備する程度になれば、建築途中であっても民法上の「建物」となり、不動産登記が可能になる。

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