東急不動産(株)は3月31日、ビルテナント向けに通常の賃貸借契約に加えてストック・オプションによる賃料の一部支払いができるスキームを導入すると発表した。
成長速度の速いスタートアップ企業は、早期移転の可能性や本業への資金投入を行なうため、オフィス投資が困難なケースも散見される。そうした事情を背景に、創業初期段階で余剰資金のないスタートアップ企業のオフィス賃借コストを軽減するのが狙い。
新スキームを導入するのは、7月に開設予定のスタートアップ向け共創施設「GUILD Koendori(ギルド公園通り)」(東京都渋谷区)。同施設では、新スキームに加え保証会社の利用も可能にした。同施設は渋谷公会堂(LINE CUBE SHIBUYA)に隣接するANDOS-IIビルの6~7階と屋上に開設予定。専有面積は122.08平方メートル。