不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/6/11

都心5区ビル空室率、2ヵ月連続で小幅な上昇

 三幸エステート(株)は11日、2020年5月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は0.53%(前月比0.05ポイント上昇)と、3月に統計開始以来の最低値を更新した後、2ヵ月連続で小幅な上昇となった。新型コロナウイルスの感染拡大による空室率への影響はまだ本格化していない。現空面積は3万7,256坪(同3,852坪増)となった。

 1坪当たりの募集賃料は3万2,134円(同19円減)と、3万2,000円台での小幅な動きに。募集条件を見直す動きも限られている。募集面積は31万4,001坪(同2万7,445坪減)だった。

 一方、全国6大都市の空室率は、東京23区が0.7%(同増減なし)、札幌市1.1%(同増減なし)、仙台市3.7%(同0.3ポイント下降)、名古屋市1.2%(同増減なし)、大阪市1.4%(同増減なし)、福岡市1.2%(同0.1ポイント上昇)となった。

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賃料

賃貸借契約によって賃借人が支払う対価をいう。特約がない限り後払いである。また、地代・家賃については、事情変更による増減請求権が認められている。 なお、借主が実質的に負担するのは、賃料に保証金、預かり金等の運用益を加えた額(実質賃料)である。また、共益費など賃料以外の負担を求められることも多い。

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