不動産ニュース / ハウジング

2020/6/29

湘南LC、平屋住宅で新ブランド

モデルハウス(1LDK、44平方メートル)。建物価格は1,060万円

 小田原・足柄エリア等で総合不動産業を展開する湘南リビングセンター(株)(神奈川県小田原市、代表取締役:劔持順子氏)は、平屋住宅ブランド「湘南平屋」を立ち上げ、神奈川県南足柄市内に常設モデルハウスを開設した。

 同社でも、子育てを終え広い戸建住宅が不要になったシニア層がマンションへの住み替えを検討するケースが増えていたが、ペットや騒音などの問題から諦めるユーザーも多かった。そこで、マンションのバリアフリー性と、戸建住宅のプライバシーが両立でき、適度な広さでリーズナブルな「平屋住宅」の商品化を決定した。

 建物は全て自社施工で、木造ツーバイフォー工法、全34プランの規格型とした。1LDK~3LDK、専有面積29~111平方メートル。580万~1,710万円(付帯工事、税別)。規格型ではあるものの、リビングへの間仕切りやウッドデッキ設置といったオプションをふんだんに用意し、顧客のライフスタイルに応える。

 3月にホームページや営業エリアでの看板を介してのプロモーションを開始。新型コロナの感染防止のため、予約制での案内を行なっていたが、モデルハウスが完成したことで本格的な営業に入った。小田原市や南足柄市内だけでなく、都内からも反響が入っており、すでに10棟超を受注した。今後は、完成・引き渡した物件を一定期間モデルハウスとして使わせてもらい、ライフスタイル提案を前面に出したプロモーションを行なっていく。

 当初想定のシニア層の住み替え、建て替え、建て増しだけでなく、コロナ禍によるテレワークニーズを契機とした小田原エリアでの住み替えを検討するサラリーマンや店舗兼住宅ニーズ、テレワークブースといった幅広いニーズを取り込んでいる。今後は建売住宅や投資家向けの戸建賃貸としても販売棟数を積み増していく。

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