不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/8/18

女性管理職、不動産業は12.2%/TDB

 (株)帝国データバンクは17日、「女性登用に対する企業の意識調査」の結果を発表した。今回で8回目。調査期間は2020年7月16~31日、全国2万3,680社を対象にアンケートを実施。有効回答企業数は1万1,732社。

 女性管理職の割合は平均7.8%と前年比0.1ポイント上昇した。政府目標である「女性管理職30%以上」を超えている企業は7.5%(同0.4ポイント上昇)と、わずかながら増加したものの、依然として低水準にとどまっている。また、女性従業員の割合は平均25.8%(同0.6ポイント上昇)となり、女性役員の割合は平均10.8%(同1.0ポイント上昇)となった。

 女性管理職の割合を規模別にみると、「小規模企業」が平均10.5%と最も高く、規模が小さい企業ほど女性管理職の割合が高いことが分かった。業界別では、「小売り」(12.8%)や「不動産」(12.2%)、「サービス」(11.5%)、「金融」(11.2%)が他業界より高い一方、「製造」(6.3%)や「運輸・倉庫」(5.4%)「建設」(4.3%)は低水準だった。

 今後、女性管理職の割合が増えると見込んでいる企業は21.7%となり、前年より1.9ポイント減少した。また、今後女性役員の割合が増えると見込んでいる企業は6.9%(同0.7ポイント減)だった。

 女性の活躍を促進するために重要なこととしては、「妊娠・出産・子育て支援の充実」が64.7%でトップ。この他、女性における家事負担の軽減に関する項目が挙がった。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で急速に普及が進む「テレワークの導入・拡充」は36.3%となり、3割以上の企業が女性躍進推進にテレワークが重要であると認識していることが分かった。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。