不動産ニュース / 開発・分譲

2020/9/1

野村不他、「岡山」駅前で再開発に参画

「岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区第一種市街地再開発事業」の完成予想図

 野村不動産(株)、JR西日本不動産開発(株)、(株)奥村組で構成するグループが事業協力者として支援してきた「岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区第一種市街地再開発事業」(岡山市北区)の再開発組合が1日、設立した。

 同事業は2016年9月に準備組合が設立され、17年3月から同グループが参画、19年3月に都市計画決定された。組合の設立を受けて野村不、JR西不は参加組合員、奥村組は特定業務代行者として再開発に参画する。

 事業地は、JR「岡山」駅に隣接する、岡山市の玄関口とも言えるエリア。低未利用地が多く、既存建物の老朽化も進んでいたことから都市機能の再整備を図る。再開発は、「OKAYAMA GATE PLACE」をコンセプトに、住宅・ホテル・商業・コンベンションといった拠点機能を持たせ、地域コミュニティの活力を高めつつにぎわいを創出する。

 施行区域面積は約1.4ha。西街区に住宅棟、ホテル棟、東街区に駐車場棟の3棟を整備する。西街区の総延床面積は約6万7,600平方メートル。住宅棟は地上32階地下2階建て、分譲マンション(総戸数約440戸)と商業機能を持つ。ホテル棟は地上16階地下1階建てで、ホテル・商業・業務・コンベンション機能を備える計画。駐車場棟は地上6階建てで約370台を収容可能。

 21年度に権利変換計画認可を予定しており、22年度に駐車場棟、23年度に住宅棟、24年度にホテル棟を着工する計画。竣工は26年度の予定。

この記事の用語

市街地再開発事業

都市計画で定められた市街地開発事業の一つで、市街地の合理的で高度な利用と都市機能の更新を目的として実施される事業をいう。既成市街地において、細分化されていた敷地の統合・共同化、共同建築物の建設、公共施設の整備などを行なうことにより、都市空間の高度な利用を実現する役割を担う。

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