不動産ニュース / 開発・分譲

2020/9/9

虎ノ門駅一体型の再開発、25年度に竣工/日土地

「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」外観イメージ

 日本土地建物(株)は9日、都市計画手続きが開始されたことに伴い「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」の計画概要を発表した。

 東京メトロ銀座線「⻁ノ門」駅に近接する約1.1haの計画区域において、オフィス、商業および産学官連携のビジネス創出・交流支援機能などで構成する複合施設を整備するほか、「⻁ノ門」駅の改良をはじめとした周辺地域との交通結節機能を強化する都市基盤整備を行なう。敷地面積約6,400平方メートル、延床面積12万6,000平方メートル、地上30階地下5階建て。同社は、(独)都市再生機構および住友不動産(株)とともに事業推進パートナーとして参画。「⻁ノ門一丁目東地区市街地再開発準備組合」とともに事業を進めている。

 同駅と周辺街区を結ぶバリアフリー動線(地下歩行者通路)や隣接する同社が地権者の1社として開発に参画した高層ビル「東京虎ノ門グローバルスクエア」と一体となった地下、地上駅前広場を整備。「(仮称)虎ノ門イノベーションセンター」を設け、多様な交流を創出する考え。帰宅困難者受け入れへの対応、72時間分の電力確保など災害時支援も強化する。

 21年度に組合設立認可を受け、22年度に着工、25年度に竣工する予定。

 なお、「(仮称)虎ノ門イノベーションセンター」の官民連携機能を担う「ソーシャルイノベーションハブ」のトライアル拠点を同駅至近に開設。官民連携事業の会議室やイベント会場などとして提供する。官民問わず社会課題解決に向けた取り組みを行なう団体・組織・個人間のネットワーク構築支援を行なうことでイノベーションを喚起する。

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