不動産ニュース / 開発・分譲

2020/9/11

有楽町の常設ギャラリーでブランドイメージ訴求

5つ星ホテルのデザインをイメージしたラウンジ
白磁クロスを用いた商談室

 伊藤忠都市開発(株)は10日、10月3日にオープンする常設マンションギャラリー「ギャラリークレヴィア有楽町イトシア」(東京都千代田区)を報道陣に公開した。

 「ギャラリークレヴィア」は、都心部マンションの販売拠点兼ブランド情報発信拠点として常設するもので、今年2月初弾を「新宿」に開設。今回の「有楽町」は、JR「有楽町」駅前のオフィスビル内に開設。広さは約120坪、開設費用は約1億3,000万円、月額賃料は約480万円。「新宿」が都心城西エリアのマンションを受け持ち、「有楽町」は都心城東エリアを受け持つ。今後の開設予定はない。

 広さ100平方メートルのラウンジを取り囲むように、5つの商談室を設置。来年販売予定のマンションをイメージした「コンセプトルーム」(1LDK+サービスルーム、67平方メートル)を併設する。カフェをイメージしたカジュアルなデザインの「新宿」に対し、「有楽町」は銀座近くというロケーション、販売を手掛ける物件の価格帯(坪400万円以上)やユーザー層を想定し、「五つ星ホテルのラウンジ」をデザインイメージとした。

 空間設計を、海外の5つ星ホテルのデザインを手掛けた「デザインスタジオ・スピン」に依頼。ラウンジ・商談室の内装や調度品に、西陣織のクロスや切子照明、組子スクリーンといった伝統工芸を数多く用いた。「日本の伝統工芸とクレヴィアのブランドカラーある濃紺との融合を図り、クレヴィアブランドの空間イメージを訴求できれば」(同社都市住宅本部都市住宅事業第一部都市住宅事業第二課・高栁勇斗氏)。

 ラウンジも含め同時に12組の接客に対応できるが、コロナ禍を踏まえ完全予約制とし、1日12組の接客に限定する。オープン後は、すでに9月5日から案内を開始している「クレヴィア上野御徒町」(東京都台東区、総戸数49戸、予定坪単価400万円)、「クレヴィア山吹神楽坂」(東京都新宿区、総戸数49戸、予定坪単価450万円)を案内。年明けまでに5物件を順次販売していく。

コンセプトモデル。DINKSターゲットの間取りに。設備仕様は坪単価400万円台レベル
コロナ禍を踏まえたテレワークスペースも提案

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