三井不動産(株)は9日、新たな宇宙ビジネスの拠点「X-NIHONBASHI TOWER」を開設。まちづくりを通じた宇宙関連領域におけるビジネス活性化プロジェクト「X- NIHONBASHI(クロス・ニホンバシ)」を本格始動する。
「X- NIHONBASHI」は、日本橋のまちにおいて「場」の提供と「機会」の創出を通じ、宇宙関連領域のビジネス拡大に貢献し、そこに集まる産・学・官の多様なプレイヤーと共創活動を推進しイノベーションを図っていく一連のプロジェクト。同社が推進する「日本橋再生計画第3ステージ」の重点施策「新しい産業の創造」の戦略カテゴリーの一つである。
同社は2018年、同エリアで「宇宙ビジネス拠点 X-NIHONBASHI」を開設。超小型衛星ビジネスを展開するスタートアップの(株)アクセルスペース等が集まり、宇宙に関するさまざまなプロジェクトへの参画やイベント・カンファレンスの誘致などを推進してきた。
今回開設した「X-NIHONBASHI TOWER」は、オフィスや最大150人程度収容可能なカンファレンス&コワーキングスペースの他、オンライン配信設備を備えたスタジオを設置。宇宙スタートアップ・(株)ispaceが月面探査のミッションコントロールセンターも構える。
今後も、オフィス、ワークプレイス等の「場」のバリエーションや、イベント、共創プロジェクトを増やしていき、プロジェクトをさらに加速させていく予定。