不動産ニュース / 開発・分譲

2021/1/15

仙台で自社11年ぶりの賃貸物件を開発/小田急不

「リージア上杉一丁目」外観

 小田急不動産(株)は15日、賃貸マンション「リージア上杉一丁目」(仙台市青葉区、総戸数77戸)のメディア向けWEB内覧会を開催した。

 同物件は、仙台市営地下鉄南北線「勾当台公園」駅および同「北四番丁」駅から徒歩6分に立地。敷地面積は約554平方メートル。鉄筋コンクリート造12階建て、延床面積は約2,505平方メートル。

 開発エリアはオフィス街と住宅街のはざまに当たるため、オフィスワーカーのニーズを想定。オフィス街には他の都道府県に本店を構える企業の支店が集積していることから、単身の転勤者をメインターゲットに据えた。そのため、住戸の7割は1K(専有面積24.51平方メートル)に。1DK(30.11平方メートル)、1LDK(41.02平方メートル)も用意した。居室に開放感を持たせるため、柱はバルコニー側に出すアウトフレームとし、天井高は2.5m確保。共用設備として、エントランスには非接触キーのオートロックシステムを導入。住戸内Wi-Fiも無料で利用できるようにした。賃料は6万6,000円~11万3,000円。周辺の高仕様物件相場と同程度に設定した。

 2020年11月に竣工。21年1月20日の入居開始に向けて、20年11月よりリーシングを行なっている。現時点の反響について、同社仙台支店長の渡邉欣郎氏は「地元のファミリー層を中心に、1DK、1LDKの客付けが進んでいる。メインターゲットとしている転勤者の移動は2~3月に発生するため、物件全体では今後より引き合いが高まると見ている」とコメントした。

 仙台市で「リージア」を展開するのは約11年ぶり。同社では28年度までに「賃貸業における資産規模1,000億円」を目指しており、今後仙台エリアにおいても、不動産賃貸事業の展開を積極化していく。

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