不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/1/25

20年の近畿圏マンション、発売戸数15%減

 (株)不動産経済研究所は25日、2020年(1~12月)の「近畿圏マンション市場動向」を発表した。

 同年の近畿圏のマンションの新規発売戸数は、1万5,195戸(前年比15.8%減)の大幅減。地域別では、大阪市部5,915戸(同34.2%減)、大阪府下3,173戸(同18.9%減)、神戸市部1,436戸(同16.8%減)、兵庫県下1,967戸(同16.8%増)、京都市部1,038戸(同31.7%増)、京都府下346戸(同1472.7%増)、奈良県524戸(同231.6%増)、滋賀県607戸(同12.2%減)、和歌山県189戸(同177.9%増)となった。

 1戸当たりの平均価格は4,181万円(同8.1%上昇)、1平方メートル当たりの単価は69万1,000円(同1.6%上昇)。月間契約率(平均)は71.7%(2.4ポイント低下)。販売在庫数は3,595戸(前年末比775戸増)。21年の発売は、1万8,000戸(前年比18.5%増)を見込んでいる。

 また、20年12月の近畿圏マンション発売戸数は3,105戸(前年同月比3.9%減)。1戸当たりの価格は3,913万円(同8.0%下落)、1平方メートル単価は66万5,000円(同6.1%下落)とともにダウン。月間契約率は80.0%(同9.0ポイント上昇)。即日完売物件は2件64戸。12月末時点の販売在庫は3,595戸となり、前月末に比べて366戸増加した。なお、21年1月の発売戸数は800戸程度を見込む。

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