不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/1/25

首都圏マンション、92年以来の供給3万戸割れ

 (株)不動産経済研究所は25日、2020年(1~12月)の「首都圏マンション市場動向」を発表した。

 同年の首都圏マンションの新規供給戸数は2万7,228戸(前年比12.8%減)となり、1992年以来となる年間供給戸数3万戸割れとなった。地域別では、東京都区部1万911戸(同20.6%減)、東京都下3,242戸(同27.8%増)、神奈川県5,586戸(同22.2%減)、埼玉県3,367戸(同26.5%減)、千葉県4,122戸(同28.8%増)と都下と千葉県を除き大幅減。

 1戸当たりの平均価格は6,083万円(同1.7%上昇)と、90年以来の6,000万円台となった。地域別では、東京都区部7,721万円(同5.8%上昇)、東京都下5,460万円(同0.4%下落)、神奈川県5,436万円(同2.7%上昇)、埼玉県4,565万円(同1.2%上昇)、千葉県4,377万円(同0.5%下落)となった。1平方メートル当たりの平均単価は92万5,000円(同5.2%上昇)と、8年連続の上昇。初月契約率は、月間平均66.0%(同3.4ポイント上昇)。21年の供給は3万2,000戸(同17.5%増)を見込んでいる。

 なお、20年12月の首都圏マンション発売戸数は7,362戸(前年同月比15.2%増)。1戸当たりの平均価格は5,620万円(同4.4%下落)、1平方メートル単価は83万7,000円(同0.2%下落)。月間契約率は62.6%(同1.3ポイント上昇)となった。即日完売物件は1物件・237戸。販売在庫数は8,905戸で前月末比2,064戸の増加。21年1月の販売戸数は1,200戸の見込み。

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