三菱地所(株)は3日、開発を進めてきたオフィスビル「(仮称)博多駅前4丁目計画」が竣工したと発表。名称を「博多深見パークビルディング」に決定した。
同社と、地元で不動産業を展開する深見興産(株)との共同事業で、三菱地所の福岡市内における初のオフィスビル開発。JR「博多」駅徒歩4分、市営地下鉄空港線「博多」駅徒歩4分。歩行者デッキを整備し、隣接するバスステーション博多まで雨にぬれずに移動することができる。また、福岡市が整備中の歩行者連絡橋とも2階レベルで接続する計画。
敷地面積は約1,504平方メートル、建物の延床面積は1万2,594平方メートル、鉄骨造地上13階地下1階建て。基準階フロアは有効面積約217坪、天井高2.8m、奥行約11~14mの無柱空間とし、レイアウト効率に優れた開放的な設計とした。また、最大6分割が可能な基準階は、約30坪前後からの分割が可能で、ベンチャー企業も含めた多様なテナントからのニーズにも対応する。
市民も利用できるスペースとして2階の歩行者デッキに広場を設け、開放的な空間を創出。また、就業者向けに屋上を緑あふれるテラスとして整備し、3密を回避できるリフレッシュスペースとして提供する。