不動産ニュース / 開発・分譲

2021/2/3

積水ハウス、センター北のZEH-Mが好調

「グランドメゾンセンター北フロント」完成予想図

 積水ハウス(株)は、同社首都圏初、エリア初のZEH-M(Oriented)認定の分譲マンション「グランドメゾンセンター北フロント」(横浜市都築区、総戸数46戸、うち店舗1区画)を2021年1月に発売。1ヵ月間で約8割に当たる36戸に申し込み(登録45件)が入った。

 同物件は、横浜市営地下鉄ブルーライン・グリーンライン「センター北」駅徒歩4分に位置する、地上11階建てのマンション。港北ニュータウンを南北に貫くメインストリート「区役所通り」ほか3方に接道。かつ東西に長い敷地形状を生かし、内廊下方式、1フロア5戸、全戸南面の配棟計画としたのが特徴。南側の建物(行政施設、オフィスビル)との距離も20m確保される。

 住戸は、2LDK+S・3LDK、専有面積70~84平方メートル。6,600~8,350mmのワイドスパン。メーターモジュール廊下、居室ドアノブのセットバック、突板フローリング、ディスポーザー、食洗器、洗浄機能付きのレンジフード・浴槽・トイレなどが標準。各戸前の内廊下に専用トランクルームも備える。ZEH仕様によるエコ機器の採用や断熱性能の向上で、年間光熱費を約6万円節約できる。

 販売価格は、6,998万~9,068万円。平均坪単価は334万円。申込者の6割は都筑区在住、9割が地元在住もしくは地縁があるユーザーで、持家からの買い増し・買い替え率も25%だった。駅近かつ全戸南面、70平方メートル以上の広さ、緑が多く利便性が高いニュータウンへの評価が特に高かったという。

 同社は脱炭素社会の実現に向けZEHの供給を加速しており、戸建住宅・賃貸住宅に加えマンションでもZEHを原則としていく方針。

モデルルーム。全戸南面の70平方メートル以上で、最低でも6,600mmのワイドスパン

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ZEH

年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量がおおむねゼロ以下となる住宅。ZEHは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、和製英語である。

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