不動産ニュース / ハウジング

2021/3/9

繰り返す地震に対応した耐力壁を開発/ポラス

「Endure Wall」全体。木製ブラケットと「KOAダンパー」(中央)で構成される

 (株)ポラス暮し科学研究所は8日、独自に開発した耐力壁「Endure Wall(エンダーウォール)」を報道陣に公開した。

 同社の調査・検証では、大きな揺れが繰り返し起こることで、一般的な耐力壁では変形が生じるほか、多くの商品で搭載が進んでいる制振ダンパーは摩擦等によって機能が低下する可能性があるとした。今回開発したエンダーウォールは、 木製のフレームとその中央に設置した「KOAダンパー」で構成。建物が揺れた際に、構造躯体である梁の動きに連動して柱が傾き、KOAダンパーに地震エネルギーを伝達。その中にある衝撃吸収材を変形させて揺れのエネルギーを吸収することで、建物に加わる地震エネルギーを少なくし、揺れによる建物の変形を抑える。独自工法による部材同士を強固につないだ木材フレームを用いたほか、「KOAダンパー」に高層ビル等に使用される高剛性な粘弾性体を採用することで高い耐力を実現し、地震後はおおよそ元の性能に戻る性能を確保した。

 当面はポラスグループが提供する注文住宅のオプションとして提案していく。基本枚数は4枚。価格は30~40坪の住宅の場合、坪単価1万円程度。昨年末より営業を開始し、これまで4棟の受注を受けている。

 同社構造グループ長の照井清貴氏は「人生100年時代の中、長く安心して暮らしたい、また地震発生後も自宅で生活したいというニーズが高まっている。戸建住宅商品において制振ダンパーの搭載などが進む中、さらに高い性能を打ち出すことで、他社との差別化を図っていく」と述べた。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

ブラケット

壁面に取り付ける照明器具。英語のbracket。補助照明として使われることが多い。なお、ブラケットには、持ち送り(水平に突出した面を支える横木)という意味もあり、建築用語ではその意味で使われている。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通40周年

月刊不動産流通 月刊誌 2022年11月号
不動産実務に役立つ情報が満載!
 過去の呟きがおとり広告に?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

ムック売買・賃貸 不動産トラブルQ&A

弁護士が63事例を解説!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2022/10/5

月刊不動産流通2022年11月号好評発売中!

月刊不動産流通2022年11月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は「不動産広告Q&A デジタル時代の留意点」。SNSや動画等を用いた営業が活発化していますが、デジタルの不動産広告はこれまでの運用ルールが当てはまらない場合もあり、意図せず「違反広告」となることもあるかもしれません。具体的な事例をあ挙げ、注意点を紹介します。

編集部レポート「プラスアルファのシェアオフィス」では、新規参入が増加しているシェアオフィス事業について、ユーザーのライフスタイルの変化をとらえ他社との差別化を図っている事業者を取材しました。

試し読みはnoteでも可能です。