不動産ニュース / 開発・分譲

2021/3/15

藤沢で同社初のPFI事業が竣工/ミサワホーム

「藤-teria (ふじてりあ) 」全体図。左建物が民間施設、右側が公共施設
テープカットの様子。一番左がミサワホームの佐藤氏

 ミサワホーム(株)は13日、同社初のPFI事業「藤-teria (ふじてりあ) 」(神奈川県藤沢市)の竣工式と施設見学会を開催した。

 旧・藤が岡職員住宅、旧・市民病院看護師寮、旧・藤が岡保育園の跡地に、PFI 事業の統括管理・設計業務を担う同社ほか、建設担当の(株)門倉組(神奈川県藤沢市、代表取締役社長:小澤智幸氏)、維持管理担当の(有)工匠(神奈川県藤沢市、代表取締役社長:小河静雄氏)と共同で出資した「ふじがおか活々交流(株)」が、「藤沢市藤が岡二丁目地区再整備事業」として進めてきた。着工は2019年。

 敷地面積3,103.12平方メートル、延床面積4,527.51平方メートル、鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建て。東海道本線他「藤沢」駅徒歩15分に立地。新・藤が岡保育園、学童保育施設、防災備蓄倉庫などの公共施設のほか、クリニック、薬局、小規模多機能型居宅介護施設等で構成する民間施設「ASMACI(アスマチ)藤沢藤が岡」を整備。子育て支援、健康維持・介護予防・在宅生活支援、多世代交流を推進する。

 建物は、エレベーターやトイレなどをバリアフリー仕様とし、勾配、高低差のある箇所には手すりを設置。公共施設の内装の一部には神奈川県産のヒノキ間伐材を使用することで木質化を図った。災害時に排水を一時的に溜める排水ピットや緊急時に直接水が出せる受水槽、災害時には煮炊きができるかまどになる「かまどベンチ」、停電時に72時間対応可能な発電機などを設置し、災害対応も行なった。

 開業は4月1日。「ASMACI藤沢藤が岡」は、ミサワホームが保有し運営。公共施設は藤沢市に引き渡す。ただ、開業後も「ふじがおか活々交流」が主体となり、同社・藤沢市・テナントが参加する「運営事業者協議会」を定期的に開催。3者が一体となってイベントの開催や業務内容の改善など行ない、運営していく。いずれも事業期間は20年の予定。

 竣工式後の関係者挨拶で、ミサワホーム執行役員の佐藤 徹氏は「地域の皆さんが安心して健康的に暮らせるスマートウェルネスタウンの形成に寄与していく。また、当社としては初のPFI事業だったが今回の知見を生かし全国各地で手掛けていきたい」と述べた。

民間施設に入居した小児科の「藤沢ゆずっ子クリニック」
室内に遊具が設置された公共施設の「大道子どもの家」

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PFI

Private Finance Initiativeの略。民間資金によって公共施設等を整備する手法をいう。

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