不動産ニュース / 開発・分譲

2021/5/14

海老名にCO2排出量実質ゼロの物流施設/三井不

「三井不動産ロジスティクスパーク海老名I」イメージ

 三井不動産(株)は12日、CO2排出量実質ゼロの「グリーンエネルギー倉庫」となる物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク海老名I」(神奈川県海老名市)を着工したと発表した。

 圏央道「海老名IC」に隣接し、首都圏主要エリアへのアクセス性が良い立地。JR相模線・小田急電鉄小田原線「厚木」駅には徒歩11分。敷地面積約5万6,500平方メートル、鉄骨造免震構造6階建て、延床面積約12万2,200平方メートル。

 「グリーンエネルギー倉庫」はZEB認証を取得し、再生可能エネルギーを100%供給可能とすることで、施設全体のCO2排出量実質ゼロを目指す環境配慮型施設のこと。屋根には太陽光発電設備(発電量:約220万kWh/年)を設置し、オンサイトでの発電・供給を実現。「グリーン電力供給サービス」により、施設内の使用電力の100%を再生可能エネルギーとして供給するもの。入居企業の抱えるRE100やESGに対するニーズに対応する。
 倉庫部分を除く共用部を含む事務所用途部分についても省エネアイテムを採用し、一次エネルギー消費に伴うCO2排出量を50%以上削減を目指す。

 隣接する海老名運動公園との緩衝帯には最大貯水量2,100平方メートルの雨水貯留地と緑地帯を設け、敷地全体の20%、約1万平方メートルを「海老名の森」として緑化。約1,500本の高中木、約1万5,000本の低木類等を植栽する。

 コロナウイルス対応として、エントランスに体温測定カメラや消毒液を設置。セキュリティーゲートやエレベーターは非接触型とする。テナント従業員が快適に働けるよう、屋上には丹沢連峰や富士山を一望できるラウンジを用意する。

 竣工は2022年9月の予定。

この記事の用語

再生可能エネルギー

短期間に再生し、あるいは消滅しない燃料源から取り出されるエネルギーをいう。そのような燃料源として、太陽光、風、流水、植物・バイオマス、地熱などがある。

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