ミサワホームグループのシンクタンクである(株)ミサワホーム総合研究所は28日、埼玉県熊谷市による「スマートタウン事業化検討調査業務委託」において、事業者に選定されたと発表した。
同市では、2020年に官民学金連携による「熊谷スマートシティ推進協議会」を設立。AI・IoT等の先端技術を活用して、暑さと共存し、安全安心で快適、かつ持続可能なまちづくりを目指している。今回の事業化検討調査では、「熊谷型スマートハウス」の概念や仕様、普及に向けた検討、スマートタウンの開発に適した候補地の選定に至るまで、事業化に向けた具体的な検討調査を行なう。
同研究所は、14年に開発した「エムスマートシティ熊谷」で得られた知見や環境データをベースに、国土交通省がまちづくりDXとして推進する「3D都市モデル」を活用した風環境や熱放射環境評価など、多面的に同市の環境調査を実施。スマートタウン開発に適した候補地の選定手法を提案する。
併せて、まち全体から各住戸の仕様、外構に至るまで、「まち・にわ・いえ」の3つの視点により、導入技術や設計ガイドラインを作成。まちとしての一体感を図りながら、同市の目指すスマートタウンの実現に貢献していく。
委託期間は22年3月25日まで。