不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/7/12

都心5区ビル空室率、15年11月以来の3%台

 三幸エステート(株)は12日、2021年6月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は3.23%(前月比0.35ポイント上昇)と、11ヵ月連続で上昇し、15年11月以来の3%台に突入した。潜在空室率(貸付総面積に対する募集面積の割合)も7.27%(同0.14ポイント上昇)で、17ヵ月連続の上昇となった。まとまった面積の二次空室が現空床となったほか、新築ビルが空室を抱えて竣工したため。

 1坪当たりの募集賃料は2万8,897円(同178円下落)と下落に転じた。募集面積は60万9,146坪(同6,013坪増)と60万坪台が継続。テナント誘致促進のため賃料引き下げの動きも継続している。

 全国6大都市の空室率は、東京23区3.3%(同0.2ポイント上昇)、札幌市2.9%(同0.9ポイント上昇)、仙台市4.3%(同0.1ポイント低下)、名古屋市2.6%(同0.2ポイント上昇)、大阪市2.7%(同増減なし)、福岡市2.8%(同0.1ポイント上昇)となった。

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