不動産ニュース / イベント・セミナー

2021/7/14

コロナ禍で働く女性をテーマにセミナー/日管協

 (公財)日本賃貸住宅管理協会・四国ブロックレディース委員会は13日、「聞きたい! 知りたい! 見習いたい!~コロナ禍で働く女性たち~」をテーマにオンラインセミナーを開催した。

 セミナー冒頭挨拶した同協会四国ブロック長の冨田 稔氏((株)グローバルセンター代表取締役)は「不動産業界の仕事は、細やかな気配りのできる女性に適している。弊社で営業成績のトップを獲得するのは女性スタッフが多く、顧客アンケートの約8割が女性スタッフへのコメント(お褒めの言葉)で占められていることからも分かる。今後のさらなる活躍に期待したい」と激励した。また、同ブロックレディース委員長の白石 亜紀子氏は、「男性と女性が肩を並べて仕事をする時代だが、お互いが協力して人生を充実させていくことが必要だと感じている。本日のセミナーで、働き方、考え方、仕事上での工夫などを吸収し、今後の仕事に生かしていきたい」とした。

 セミナーでは4名の女性スタッフが登壇。(株)クラスコ総務部所属の藤澤実咲氏は、同社の採用・広報活動について披露。社名変更を機に行なったブランディングや、バーチャル本社見学、若手社員が学生からの質問にリアルタイムで回答するYouTube配信の事例を紹介。それらにより企業認知度が高まり、2021年度卒の採用活動では、Web会社説明会申し込み人数が前年度比203%を達成、選考会エントリー人数も同109%を達成したと発表した。
 (株)明和住販流通センターで勤続23年を迎えた梅舘絵美氏は、子育てをしながら仕事を続けてきたこれまでを振り返り、「子育てと仕事の両立は大変だが、一生懸命がんばっている姿を上司や同僚、家族は必ず見ていてくれる。周囲の助けやフォローに対する感謝を忘れずに今後も励んでいきたい」と述べた。

 (有)ヤマモト地所で売買仲介を担当する林 昌美氏は、仲介営業の現場で学んだことを披露。接客で苦労した経験談を交えながら、「初めて出会う営業スタッフに対し、お客さまは『信用できるのか』『知識や経験はあるのか』といった多くの不安を抱えている。そうした不安を解消するために、私たちがするべきことは、お客さまが求めていることを知るために会う機会を増やし、話を聞き、気持ちを込めて言葉を発すること」と話した。
 (株)不動産のデパートひろたの賃貸営業課に所属する久保文香氏は、目指す女性像について言及。「周囲に慕われ、気配りができ、ときに厳しい女性でありたい」とし、自身の仕事に対する姿勢や後輩への接し方について話した。

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