不動産ニュース / 開発・分譲

2021/7/14

千葉・印西で雁行型を採用した大規模分譲地

「The Chevron Knot」外観
上から見た図。建物を雁行型に配置し、歩道の交差点(図中央)の両サイドにはクルドサックを設けた

 トヨタホーム(株)は13日、大規模戸建て分譲地「The Chevron Knot (ザ・ シェブロンノット)」(千葉県印西市、総区画数136区画)を報道陣に公開した。

 北総線「印西牧の原」駅徒歩11分に立地。開発面積2万7,569.75平方メートル。建物は軽量鉄骨造(鉄骨ラーメン構造)地上2階建て。全棟をZEH(Nearly ZEH含む)仕様とする。

 一般的な水平垂直の土地形状・建物配置ではなく、区画と建物を接道に対して「シェブロン(雁行)」型に配置。住民同士の視線を緩和するとともに、開放感や採光、通風性、プライバシーなどを確保。画一的になりがちなまち並みにも変化を出した。

 遊歩道の交差点にはシンボルツリーとベンチを配した交流スペースを設け、その両サイドに「クルドサック」(住宅地における袋小路状の車道)を設置。安全性を高め「歩車共存」を図った。クルドサックから交流スペースにかけてを、住民同士のつながりをつくるという意味で「ノット(結び目)」と称している。

 全区画の約半数にセレクトシステム「MY WORLD FITTING LIKES (マイ ワールド フィッティング ライクス) 」を導入。「ペット」「リゾート」「アウトドア」など6つのライフスタイルに特化した建物プランに加え、世界各国の都市をテーマにした12パターンのインテリアカラーなどから、顧客が建築前にあらかじめ選択できる。

 2021年2月より先行販売として7区画を販売しており、5区画が契約済み。6月に受け付けを開始した資料請求数は300件、モデルハウスへの来場数は100組を超えている。7月10日開始の第1期販売は10区画で、価格が約4,800万~5,500万円。敷地面積170.43~175.98平方メートル、延床面積は110平方メートルが中心。間取りは2LDK〜5LDK。千葉県内や都心で働く30~40歳代のファミリー世帯からの反響が高いという。

建物前の車道に設けられたクルドサック
「リゾート」プランのモデル棟

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雁行型

集合住宅の住戸レイアウトのパターンの一つ。雁が飛んでいくときの列の形に似て、住戸がはすかいに続いている形式のものを雁行型という。

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