(独)住宅金融支援機構は17日、2020年度の業態別の住宅ローン新規貸出額を発表した。
主な金融機関等における住宅ローン新規貸出額は21兆1,014億円(前年比0.5%増)と増加し、5年連続で20兆円台となった。新型コロナウイルスの影響で住宅着工数が減少したものの、住宅価格の上昇や既存住宅の需要が拡大したことによる。
内訳は国内銀行が15兆円(同4.1%増)。住宅金融支援機構のフラット35(買取型)が2兆2,000億円(同4.3%減)、労働金庫は1兆7,000億円(同15%減)と続いた。
また、同年度末の住宅ローンの貸出残高は、前年度比2.9%増の206兆2,554億円。住宅ローンの低金利が継続しており、新規貸出額が20兆円台と安定して推移したことによる。