(株)東京カンテイは17日、2021年7月の三大都市圏・分譲マンション賃料月別推移を公表した。分譲マンションが賃貸された場合の募集賃料を、1平方メートル当たりに換算して算出している。
首都圏の平均賃料は3,297円(前月比0.7%上昇)と、前月に引き続き賃料水準が高い東京都での事例シェア拡大の影響を受け、2ヵ月連続で上昇した。都県別では、東京都が3,742円(同0.4%上昇)と、4ヵ月ぶりに上昇。神奈川県は築浅事例が減少したものの、2,414円(同0.4%上昇)と上昇した。一方、埼玉県は1,786円(同1.3%下落)、千葉県は1,750円(同0.6%下落)と、それぞれ下落している。
近畿圏は1,983円(同0.4%上昇)と小幅に上昇した。大阪エリアは、前月に大幅下落した反動から2,181円(同1.3%上昇)と上昇したが、5月の水準には戻っていない。兵庫県は築浅事例の減少により、1,682円(同1.1%下落)と3ヵ月ぶりに下落した。
中部圏は1,846円(同0.1%上昇)、愛知県は1,889円(同0.1%下落)だった。