不動産ニュース / 仲介・管理

2021/9/1

住友不販、事業者買取仲介にオークション導入

 住友不動産販売(株)は、2日より不動産仲介オークション・サービス「ステップオークション」を本格的にスタートする。

 従来、事業者買取仲介では、店舗ごとに地元事業者を中心に数十社程度に電話・FAX等で物件を紹介。時間がかかる上に物件を紹介する事業者数にも限度があった。同社では、物件情報を本社に集約し、約6,000社の取引先宅建事業者に対して条件等も含めて同時・一括で発信する仕組みに改める。6,000社の中から物件特性に合致する180社程度を対象に、入札期間を設けて購入申し込みを募り、申し込みは本社で一元的に受け取る。都度売り主に連絡し、諸条件の合意後に売買契約を締結する。

 この仕組みを導入することで、従来よりも多くの買い手候補の宅建事業者にアプローチでき、顧客に条件の良い売却先をスピーディーに紹介できるようになる。また並行して個人向けの売却活動も継続するため、売り主はオークションの入札結果と一般の個人の購入申し込みを比較・検討し、最高価格の売却先を選ぶことができる。

 7月に首都圏の土地と非居住戸建てで試行を開始。8月には首都圏のすべての土地・戸建て、関西圏の土地・非居住戸建てにも対象を拡大していた。2日からは首都圏のマンション、関西圏のすべての土地戸建てにも拡大し、10月からは首都圏・関西圏共に収益物件や事業用物件を含むすべての案件に対応する。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。