不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/10/7

東京都心5区のビル空室率、19ヵ月連続上昇

 三鬼商事(株)は7日、2021年9月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

 東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は6.43%(前月比0.12ポイント上昇)となった。成約の動きも見られたが、統合などに伴う解約の影響により、東京ビジネス地区全体の空室面積は約9,400坪増加した。

 新築ビルの空室率は15.12%(同4.51ポイント上昇)、既存ビルは6.33%(同0.08ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は2万858円(同74円減)と、14ヵ月連続で下落している。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は、4.33%(同0.06ポイント上昇)。新築ビル1棟が募集面積を残して竣工したことや、移転などに伴う成約の動きが見られたことから、大阪ビジネス地区全体の空室面積は約1,300坪増加した。

 新築ビルの空室率は72.16%(同5.00ポイント上昇)、既存ビルは4.00%(同0.0ポイント)。1坪当たりの平均賃料は、1万1,818円(同6円減)となった。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。