
住友林業(株)と関電不動産開発(株)、(株)サンケイビル、西日本鉄道(株)は7日、米・シアトル近郊で賃貸用集合住宅の開発プロジェクト(総戸数369戸)に参画すると発表した。
住友林業の100%子会社SFA MF Holdingsと関電不動産開発の100%子会社Kanden Realty & Development America LLC、サンケイビルの100%子会社SKB USA LLC、西日本鉄道の100%子会社NNR Realty Investments USA,Inc.の4社がJVを組成。同JVと、アメリカの大手ディベロッパーCrow Hodings傘下の集合住宅開発会社Trammell Crow Residentialが共同出資した特別目的会社によるプロジェクトで、総事業費は約187億円(1米ドル=111.4円で換算)。
建設地はシアトル近郊のボゼル市ダウンタウン中心部に位置。大企業が本社を構えるシアトルとベルビューの両ダウンタウンから車で15分。
建物面積は約2万9,400平方メートル。建物は木造・鉄筋コンクリート混構造6階建て。1Bed(1LDK+1バスルーム)180戸、2Bed(2LDK+1or2バスルーム)111戸、3Bed(3LDK+2バスルーム)10戸、Studio59戸、Live/Work9戸で構成。総戸数の半数近くのユニットにテレワーク用の書斎をスペースを設け、シアトル地区の賃貸住宅では珍しく全戸に冷暖房設備を設置。快適な居住・執務空間とすることで、新しい働き方に対応する居住環境を実現する。
敷地内には4つの中庭を設け、BBQスペースやレクリエーションスペース、屋外でのリモートワークも可能なコワーキングスペースを提供。フィットネスジムや屋上テラス等を完備する。着工は2021年10月、竣工は24年7月の予定。