東急住宅リース(株)は4日、自社が賃貸管理する首都圏のマンション・戸建住宅の一部を対象とした、「仮住まいサービス」の提供開始を発表した。
自宅のリフォームや建て替えの工事中で、一時的に居住できる賃貸住宅(仮住まい)を必要とする人を対象に、同社が管理するオーナーの了承を得た首都圏の賃貸住宅を提供していく。
戸建住宅の大規模リフォームや建て替えは、工事が完了するまで数ヵ月かかるケースが多く、その間に一時的に住む場所が必要となる。しかし、一般的に賃貸住宅の賃貸借契約は2年間の「普通借家契約」で、数ヵ月程度の短期間の居住を前提とした入居申し込みは不可となるケースが多い。そこで、「仮住まいサービス」では、顧客は都合に応じて、自宅の工事期間中に「定期借家契約」で短期間賃貸住宅に入居できるようにする。
ハウスメーカー、工務店、リフォーム会社等とネットワークを持つ、仮住まい専門の賃貸仲介会社と連携し、転居が必要な顧客へ賃貸住宅を紹介する。 また、2回(自宅から仮住まい、仮住まいから工事完了後の自宅)の引っ越しを優待価格で利用できるサービスも用意する。
今後、対象を順次関西圏等にも拡大していく予定。