不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2021/11/8

主力の不動産販売は減収/タカラL22年3月期2Q

 (株)タカラレーベンは10月29日、2022年3月期第2四半期決算(連結)を発表。11月5日、代表取締役の島田和一氏がオンラインで会見し、当期の業績や通期予想について説明した。

 当期(21年4月1日~9月30日)は、売上高500億9,800万円、営業利益5億6,600万円、経常損失1億1,200万円、当期純損失2憶5,200万円。22年第1四半期期首より「収益認識に関する会計基準」を適用しているため、前年同期比の増減率は公表なし。

 主力の不動産販売事業は、新築分譲マンション売上戸数が438戸(前年同期比229戸減)と減少。中期経営計画における進捗状況については、当期末時点の引渡戸数は1,506戸(通期計画:1,800戸)で、契約進捗率は83.7%。「概ね計画通りに進捗している」(島田氏)とする。セグメント全体の売上高は355億7,800万円(前期比11.5%減)、売上総利益は70億6,600万円(同18.6%減)と減収減益となった。「開発物件をタカラレーベン不動産投資法人に売却したことで、売上総利益は通期目標を前倒しで達成した」(同氏)。

 不動産賃貸事業は、売上高29億7,900万円(同5.8%増)、売上総利益6億9,800万円(同21.3%増)。不動産管理事業は売上高29億1,100万円(同7.0%増)、売上総利益3億2,600万円(同23.8%増)と、いずれも前年同期比並みの実績。エネルギー事業は、既存発電所での売電が順調なことに加え、21年4月に連結子会社化した(株)レーベンクリーンエナジーが所有する発電所の売電収入も寄与し、売上高50億3,400万円(同73.4%増)、売上総利益5億5,500万円(前年同期:売上総損失1億8,900万円)と、好調に推移した。

 通期は、売上高1,586億円、営業利益79億円、経常利益71億円、当期純利益48億円を見込む。

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