不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2021/11/10

2Qとして過去最高/三菱地所22年3月期2Q

 三菱地所(株)は10日、2022年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。

  当期(21年4月1日~9月30日)は、営業収益5,790億2,300万円(前年同期比9.8%増)、営業利益1,116億5,800万円(同13.9%増)、経常利益946億3,100万円(同3.3%増)、当期純利益552億8,700万円(同8.5%増)となり、営業収益、営業利益、経常利益は第2四半期として過去最高となった。

 コマーシャル不動産事業は、営業収益3,714億4,500万円(同14.0%増)、営業利益970億7,000万円(同4.8%増)の増収増益。オフィスビル・物流施設売却によるキャピタルゲインが増加。新規ビルについては、6月に「常盤橋タワー」を竣工するなど賃貸収入・利益が増加。既存ビルは閉館予定ビルの賃料収入減少等もあり賃貸利益が微減。それによりビル全体での賃貸利益は横ばいとなった。期末のオフィスビル空室率は3.18%、平均賃料は1坪当たり月額2万8,500円。

 住宅事業は、営業収益1,352億9,300万円(同5.2%減)、営業利益56億6,500万円(同13.8%減)の減収減益。国内分譲マンションの売上計上戸数の減少、賃貸マンションの売却棟数の減少等による。一方で国内分譲マンションの販売状況は好調、今後の売上見込みの約97%が契約済みとなっている。

 通期予想は、営業収益1兆3,260億円、営業利益2,450億円、経常利益2,200億円、当期純利益1,420億円を見込む。

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